ブログ一覧 > 人事ブログ一覧 > 書類選考
みなさんこんにちは!AHRのきょんです。
台北にも春が来て、なんとも心地よい気候となりました。 春といえば日本ではお花見、入学式、入社式の時期ですね。 心地いい天気と、満開の桜の下でのんびりしたいところですが、大学生にとっては長く厳しい就職活動スタートの時期、そして採用側の企業様にとっても、長い長い人材発掘期間の始まりでもあります。 台湾では日本のような就職活動はありませんので、自由な時期に就職活動をしていますが、実はその方が比較しづらくて採用しづらいかもしれません。 今回は企業様に書類選考で気をつけてほしい点をご紹介させて頂きます。 どんな時期にでも、御社にぴったりの人材を瞬時に見つけて頂きますよう、参考にして頂ければうれしいです! 書類選考ではまず、基本的な情報で応募者を精査されると思います。
しかし、日本人と同様の感覚で書類選考を行ってしまいますと、実は優秀な人材を見逃してしまうかもしれません! 過去にはこんな例がありました。 ・年齢が1歳オーバーしている(20代) ・・・・20代採用の枠に30代の応募者が来てしまった、という場合は仕方ないのかもしれませんが、20代はまだまだ若くやる気充分です! 1,2歳程度の年齢の差異はどうぞ寛大に見ていただき、その他の条件も合わせてご考慮頂きたいと思います! ・日本語力が足りない(N2保有者) ・・・・日本語の能力の判断基準としましては、日本語能力試験のレベルが一番測りやすいかと思います。 しかし、履歴書だけでは応募者の言語能力は分からないものです。 例えば「流暢な日本語」という枠ですと、N1、N2またはN3の保持者でもご希望に添える場合があります。筆記は苦手だけれど、会話能力は日本人レベルで可能!であったり、逆にメールはとてもきれいな日本語を書けるのに、会話が全く成り立たない・・・といった場合もあります。 N2であれば、まずはお時間を割いていただき、面接で実際にお話して頂ければと思います! ・日本語力は問題ないが、英語力が足りない(英語日常会話レベル) ・・・・もちろんどちらも流暢に話せることが一番かとは思うのですが、元来努力家の台湾人です。日本語力に問題なければ、英語の足りない部分はその後の努力でしっかりと見につけていきます。語学力は基本的に、才能のようなもの。日本語をマスターできた人材は、他の言語に関しても、抜きん出て習得が早いのです。 また、実際に台湾人に「你會講英文嗎?(英語を話せますか。)」「你的英文程度多少?(英語のレベルはどのくらいですか。)」と質問したことがあります。 すると多くの台湾人は「一點點(少しだけ)」「日常生活會話(日常会話)」と返ってきます。 「少しだけ」と答えた人は日本人の英語レベルで言う日常会話でした。 英語力に関しても履歴書で判断するのは優秀な人材を見逃す恐れがあります。 ・転職回数が多い 台湾人は世界一経営者の人口比率が高く、多くの方が経営、管理職を目指しています。その為の転職という選択肢を考える方が多くいらっしゃいます。 同業種への転職が多い場合、専門スキルを磨きたい方。 他業種への転職が多い場合、好奇心が強く様々なスキルを身に着けたい方。 欧米、日本以外のアジア圏諸国では転職は非常にポジティブな行為です。 大切なことは御社の企業理念、価値観に共感してもらえたり、人間的な魅力、伸びしろがあるかどうかです! 上記のような理由で書類選考を落としてしまうのは後々のことを考えれば、折角の良いマッチングの機会を逃すのと同じです!
優秀な人材を確保するために、御社が最も重要視していること、日本人ではなく、なぜ外国人(台湾人)なのかという部分を再度ご検討頂きたいと思います。 |
ミスマッチを防ぐための準備期間は必要なのか優秀な人材を手に入れるためのちょっとした工夫外国人を採用する上で気をつけるべき4つのこと最近更新した記事 |